■Internet ExplorerでFTPを使う
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Windows標準装備されているブラウザは『Internet
Explorer』は、インターネット上のホームページを見るのに欠かせないツールとなっているため、Windowsユーザーの皆さんに馴染み深いと思う。
Internet Explorer(以下『IE』と略す)で、FTPで使ってみよう!
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■FTPとは?
FTP(File Transfer Protocol)は、FTPプロトコルを利用して、ネットワークでファイルの転送を行うための通信規約です。FTPを使って、ファイル転送のやり取りができるサーバーが、FTPサーバーです。
ファイル・サイズが小さければ、メール添付でもファイル転送は可能ですが、ファイル・サイズが大きい場合や、ファイル数が多い場合、FTPを利用したファイル転送の方が効率がいい。
FTP機能は、従来はコマンドラインからしか使えなかったが、WindowsエクスプローラのGUIインターフェースから使えるようになりました。
■Internet ExplorerでFTPを使う:
Internet Explorer(以下『IE』と略す)で、FTPで使ってみよう!
ここでは、IE6、IE7のブラウザを例に挙げています。
▼サンプルデーター情報:
※ここでは利用するサンプル情報として、次のように指定されているものとします。実際には、自分が使うものに読み替えてご利用ください。
匿名 (ANONYMOUS) が許可されているFTPサーバーの場合には、[ユーザ名][パスワード]の入力は不要です。
FTPサーバー名: |
ftp://ftp.microsoft.com/ |
ユーザ名: |
UserName |
パスワード: |
password |
▼FTPサーバーからダウンロードする:
- まず、Windowsエクスプローラ(Internet Explorerでも操作は同じ)を起動します。
- FTPアクセス:
アドレスバーにFTPサーバーのアドレス『ftp://ftp.microsoft.com/』を入力し、[エンターキー]か、[移動]ボタンをクリックします。
- ログイン:
匿名 (ANONYMOUS)
が許可されていない場合、[ユーザ名][パスワード]の入力を求められますので、指定された[ユーザ名][パスワード]を入力します。
※匿名 (ANONYMOUS)
が許可されているFTPサーバーの場合には、[ユーザ名][パスワード]の入力は不要です。
- 表示:
無事にログインしてサーバーに入ると、以下のようにFTPサーバーの中身が見えます。
[ディレクトリー]とは、[フォルダ]のことです。
- ダウンロード:
[ディレクトリー]をクリックして進んでいき、下の階層へもぐっていきます。
以下のの例では、[トップ]→[Products]→[outlook98]→[ODKLan]ディレクトリまで入ってきました。
欲しいファイルに到達したら、ダウンロードしましょう。
サーバーからファイルを取得して、自分のパソコンに保存することを[ダウンロード]と言います。
欲しいファイル名の上で、右クリックして、
メニューから[対象をファイルに保存]をクリックします。
- 保存:
ファイルの[保存先]を確認して、[ファイル名]を確認して、[保存]ボタンをクリックします。
- ダウンロード:
ダウンロードが開始します。終了したら保存先を見に行きます。
▼FTPサーバーにアップロードする:
IE6を利用しているユーザーは、上記の操作で、Windowsフォルダが開きますので、そのまま使えますが、
IE7を利用しているユーザーは、下記の操作で、Windowsフォルダを開きます。
- 手順4までは、上記と同じです。
- メニューの[表示]→[エクスプローラでFTPサイトを開く]をクリックします。
- いつも使うようなWindowsエクスプローラのウィンドウが開きます。
-
後は、いつものWindowsでファイルを扱うように、ドラッグ&ドロップで、このFTPフォルダ内へファイルをコピーします。
※ただし、FTPサーバーでアップロードが禁止されている場合は、アップロード操作はできません。
毎回FTPサーバーへアクセスして[ユーザ名][パスワード]の入力の手間が面倒な方は、手抜きをする方法があります。
[ユーザ名][パスワード]を含めて、URLの中に[ユーザ名][パスワード]を埋め込むことができるため、このままショートカットを作ってデスクトップにでも置いておけば、後はクリックするだけでアクセスが出来るようになります。
構文:
ftp://<ユーザー名>:<パスワード>@<FTPサーバ名>/
今回の例:
ftp://UserName:password@ftp.microsoft.com/